近年、空き家火災の増加が懸念されています。
空き家は大事な資産でもある上、火災によっては2次被害、3次被害へと拡大する恐れもあります。
被害を防ぐためにも、空き家は賃貸に出す・売却する・解体するのいずれかがベストです。
しかし、売却などが難しい場合・しばらく維持しなければならない場合は、管理を徹底する必要があります。
これから火災の原因と対策、万が一火事が起こってしまった場合の損害賠償責任についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
空き家火災の原因とさらにリスクを高める要因についてご紹介
火災の原因は、タバコの不始末やガス漏れなどによる爆発、配線トラブルなどさまざまですが、1番多いのは放火です。
平成30年1月から3月の放火件数は1000件を超えており、見逃すことができない事案です。
暗くて人気が少なかったり施錠がされていなかったりすると、特に狙われやすいです。
また、新聞紙などの燃えやすいものを置いているのも放火リスクが高まる原因となります。
空き家火災を防ぐための対策の具体例をご紹介
火事が起きないようにするためには、原因を知った上で、効果的な対策をする必要があります。
賃貸に出す・売却する・解体することのいずれかがベストですが、難しい場合はまず下記のような放火を防ぐ対策をしましょう。
周辺を明るくする
人気が少なく暗いところが狙われやすいことを踏まえ、できるだけ周辺が明るくなるよう工夫しましょう。
人が通ると灯りがつく人感センサー照明を設置するのもよいでしょう。
施錠の徹底
放火は、建物外よりも建物内で起こりやすい傾向があります。
建物内への放火犯の侵入を防ぐためにも玄関や窓、物置の施錠を徹底して防犯性の高い家であることをアピールしましょう。
管理人の存在を示す
管理がされていないと思われると、放火リスクが高くなります。
目立つところに管理会社名と連絡先を記載し、定期的に管理されていることを示しましょう。
近所の人になにかあればすぐに知らせるように頼んでおくのもよいでしょう。
付近に燃えやすいものを置かない
紙などの燃えやすいものを周辺に置いていると、放火犯に狙われやすい傾向があります。
新聞紙やチラシ、灯油が入ったタンクなどは定期的に取り除き、置かないようにしましょう。
空き家火災が起きてしまったときの損害賠償責任についてご紹介
空き家が火事になった場合、失火責任法によって損害賠償責任は問われないと定められています。
ただし、持ち主に重過失がある場合は大きな出費が必要になりますので、リスクを放置しないなどの注意が必要です。
また、専用の火災保険の検討も考えてみるのもよいでしょう。
まとめ
万が一、空き家が火事になってしまった場合も、失火責任法によって損害賠償責任は問われません。
しかし大きな出費になる場合もあるため、賃貸に出す・売却する・解体することのいずれかがベストです。
難しい場合は、火事の原因を踏まえたうえで対策をおこなう必要があります。
火事を防ぐための空き家の管理や火災を防ぐための工夫を徹底し、大事な資産を失わないようにしましょう。
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